豊見城市|見て・触って・語りたくなる!キボリノコンノ展は「会話が生まれる」体験型アートだった

豊見城市|見て・触って・語りたくなる!キボリノコンノ展は「会話が生まれる」体験型アートだった

「え、これ本物じゃないの?」
今日の内覧会で、何度この言葉が会場に飛び交ったことか。

2026年2月11日から、おきなわ工芸の杜で開催される「キボリノコンノ展」。
一見すると“すごく精巧な木彫り作品展”なのですが、実際に体験して感じたのは、それ以上に人と人の会話が自然に生まれる場所だということでした。

子どもから大人まで、作品の前で立ち止まり、覗き込み、考えて、思わず隣の人と話してしまう。
そんな空気に包まれたこの展示は、ただ「見る」だけの美術展とは少し違う、新しいアート体験でした。

会話と「楽しい!」が詰まったキボリノコンノ展。

美術作品じゃない?作者・コンノさんが語る「コミュニケーションツール」

この展示の作者は「キボリノコンノ」こと、コンノさん。印象的だったのは、コンノさん自身が「作品を見てほしいというより、コミュニケーションツールだと思って作っています」と語っていたこと。

もともと手先は器用で、20年間卓球一筋。コロナ禍で練習会場が閉鎖され、時間ができたことがきっかけで、ふと目にしたコーヒー豆を見て「木で作れそう」と思ったそう。

そこから始まった木彫りは、コロナで希薄になってしまった人とのつながりを埋めるように、SNSのプライベート投稿を通して、友人とのコミュニケーションへと広がっていきました。

「すごい作品」よりも先に、「一緒に話したくなる作品」。
そのスタンスが、展示全体の空気感にもはっきり表れていました。

 

「どれが本物?」いい大人が本気になるクイズコーナー

展示の中でも特に盛り上がっていたのが、本物と木彫りを見分ける「木彫りはどっち?」クイズコーナー

本物の食べ物と、木で作られた作品が混ざって並べられていて、「え、これは本物?」「いや、こっちが木じゃない?」と、いい大人たちが作品に顔を近づけ、真剣に凝視。

その姿がもう、最高におもしろい。

私自身も、一緒に内覧会に行ったライターのあかりさんと
「え!?こっちじゃない!?」「いやいや、絶対これ木だよ!」
とキャッキャ言いながら楽しんでしまいました。

この“会話が自然に生まれる感じ”こそ、コンノさんが言う「コミュニケーションツール」なんだと思います。

 

木なのに柔らかい。錯覚が楽しい代表作品たち

会場には、コンノさんの代表作がずらり。

・生卵
茶色い板と生卵が一体の木でできていて、透明に見える白身まで木。

・お吸い物
液体や透明樹脂を使わず、錯覚だけで表現された、すべて木のお吸い物。

・のび〜るチーズトースト
実は2cmの厚みがあるチーズを、彫刻と着色で“のびているように”見せている。

・カステラになりたい木の気持ち
角材が、どうしてもカステラになりたくて少しずつ変身していくユーモア作品。

・たまごの木身/降ってきたお寿司
発想そのものが楽しく、思わずクスッと笑ってしまう作品たち。

※今回は「生卵」の作品のみ写真を掲載しています。他の作品は、ぜひ会場でのお楽しみに♪

そして、私が思わず声をあげてしまったのが——

これです。豆大福。「えっ、大好きな豆大福発見!」とテンションが上がった瞬間、これも、木彫り。

もう本当に天才!思わず写真を撮ってInstagramに投稿したら、
「美味しそう!どこのお店?」「これ本物でしょ!?」
とコメントが続々。

ここでも、すでにコミュニケーションが生まれていました。

展示会場だけでなく、SNS上でも会話が広がる。コンノさんの言う“コミュニケーションツール”は、ちゃんとオンラインにも届いているんだと実感しました。

「木って、硬くて直線的」というイメージが、目の前でどんどん裏切られていく感覚。大人でもこんなにワクワクするなら、子どもたちはもっと楽しいだろうな、と素直に思いました。

 

「楽しい!」が学びを引き出す。コンノさんの想いに共感

コンノさんのInstagramで紹介されていた言葉が、とても印象に残っています。

子どもの「楽しい!」を引き出せれば、
そのエネルギーで、きっと子どもは勝手に成長していける。

理科の授業が楽しかった話、楽しいことは言われなくても夢中になる話。
それって、子育てをしていると本当に実感すること。

この展示は、「学ばせよう」「見せよう」としなくても、
勝手に考えたくなる・話したくなる・見たくなる

そんな「楽しい!」の入口が、あちこちに用意されていました。

 

大人でこれだけ楽しいなら、子どもたちはもっと

内覧会でこれだけ盛り上がった私たち大人。

作品の前で立ち止まり、話し、笑っている姿を見ながら、
「これ、子どもたち連れてきたら絶対楽しいよね♪」
「一緒にどれが木か考えたい!!」
そんな会話が自然に出てきました。

美術展というより、一緒に体験して、一緒に盛り上がる場所。
子どもたちが楽しんでいる姿を想像したら、早く連れて来たくなってしまう展示でした♪

3月29日まで開催されているので、ぜひぜひパパもママも子どもたちも家族みんなで楽しんできてください!!

INFORMATION

店名:

おきなわ工芸の杜

住所:

〒901-0241 沖縄県豊見城市豊見城1114−1

電話番号:

098-987-0467

営業時間:

2026年2月11日(水) ~ 3月29日(日)
9:00~18:00(最終入館17:30)

定休日:

※月曜休館(詳細日程あり)

一人当たりの予算:

一般 1,300円 / 小・中学生 800円 / 未就学児(3歳以上)300円 ※各種手帳で割引あり

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
NANA

NANA

WEBメディアママモネ代表

大阪出身。ないちゃー嫁歴14年目。 中学生・小学生・保育園児の年の差子育て真っ只中。 県外出身&ひとりっ子&片親の環境で初めての妊娠・出産・子育てで 産後うつを経験。ママたちこそ「ゆいまーる」な繋がりが必要だと感じ 「ひとりでがんばらない!」を合言葉に2019年よりママコミュニティ活動をスタート! 2020年にはママたちのスキルと企業の課題をマッチングする事業を展開中。