うちなースタイル|本当は嘘だった?沖縄の思い込み?5選|県外ママが今だから言える本音レポート

「沖縄県民ってみんな英語ペラペラ?」「エイサー踊れるんでしょ?」県外から主人のUターンで沖縄に来たナイチャーママが、移住して分かった「実は違った!」沖縄の常識(思い込み)を大暴露。今だから笑って言える体験談をお届けします!

思い込みいっぱいだった!?リアルな沖縄。ナイチャーママだからこそ気づいた、沖縄暮らしの本当のところ

沖縄に移住する前、私が持っていた「沖縄のイメージ」

県外から、10年以上前に沖縄に引っ越してきた私。移住前は「沖縄ってこういうところでしょ?」という思い込みがたくさんありました。

米軍基地があるから英語が飛び交っている、エイサーはみんな踊れる、サンシンは県民の必須スキル…。今思えば極端すぎるイメージだったけれど、当時は本気でそう思っていたんです!

でも実際に住んでみると「あれ?全然違う!」ということの連続。今回は、移住して数年経った今だから笑って話せる、「本当は嘘だった!沖縄の思い込み?5選」をご紹介します。同じようにナイチャーとして沖縄で子育てしているママたちに、「わかる〜!」と共感してもらえたら嬉しいです!

 

【思い込み その1】みんな英語ペラペラ説→実は…そんなことない!

移住前の私「米軍基地があるから、沖縄県民ってみんな英語ペラペラなんだろうな〜」

実際は…全然そんなことない!

もちろん英語ペラペラの人もいるし、アメリカ人さんも多く住んでいます。でも「沖縄県民=英語が得意」というわけでは全くありませんでした。普通に日本語で生活していますし、英語が苦手な人だってたくさんいます!

主人を見て、英語苦手じゃん!ってわかってたはずなんですけどね…

ただ、米軍基地周辺のお店では英語表記があったり、英語が通じる場所も多いし、内地と比べてアメリカの方が多いのも事実。アメリカ文化が身近にある分、内地よりは英語に触れる機会が多いかもしれません。現に娘の幼稚園ではアメリカ人のこどもたちも多いです。

「沖縄に住めば英語が話せるようになる!」と期待していた私…。幼稚園のアメリカ人ママたちと頑張ってコミュニケーションしています。まあでも、結局、英語力は自分で頑張るしかありません。笑

 

    

【思い込み その2】エイサーみんな踊れる説→運動会での経験値は高い!

移住前の私「沖縄といえばエイサー!県民なら誰でも踊れるよね?」

実際は…そんなことない!

「エイサー踊れる?」って聞くと「いや、踊れないよ〜」という返事が意外と多くてびっくり。でも話を聞いてみると、運動会でエイサーを踊るのはほぼ100%らしく、経験はあるとのこと!沖縄というとエイサーって思いがちですが、実はエイサーは沖縄中部がメインです。南部や北部でも行われている自治会、青年会はあります。青年会に入っているメンバーが文化として継承していっているのが、沖縄でいうところの本格的なエイサーです。

また、幼稚園や小学校の運動会でやるエイサーは、自分の子どもでなくても感動します。

あの小さな体で一生懸命太鼓を叩く姿、親でなくても涙が出そうになりますよ…。

エイサーではないけど、カチャーシーは全県民踊れる様子です!結婚式や宴会の最後には必ずカチャーシーが始まります。ナイチャーも練習すればイケる!!私も今では自然と手が動くようになりました。

美里青年会さんのエイサー演舞。沖縄の中部で盛んなエイサーは、見たり触れたりする機会はたくさんあります。小さいころは運動会で踊ったり、道ジュネ―を見たり。

実際にしっかり踊ってみたい!と思ったら、青年会に入ると、チムドンドンして本気のエイサーを身につけられるはずです。

 

【思い込み その3】サンシンをみんな弾ける説→弦が3本でも難しい!

移住前の私「沖縄の楽器といえばサンシン!みんな歌って踊れて、サンシンも弾けるんでしょ?」

実際は…違う!

弦が3本しかないから簡単そうに見えるけど、実は難しいらしい!「弦が少ない分、音の表現が難しい」と地元の人に教えてもらいました。

もちろんサンシンを習っている人や、家にサンシンがある家庭も多いです。でも「県民全員が弾ける」というわけではないんですね。ギターやピアノと同じように、習わないと弾けない楽器のようです。

ただ、サンシンの音色が日常に溶け込んでいるのは確か。お祭りやイベント、居酒屋でもサンシンの生演奏が聴けることがあって、沖縄ならではの文化だなと感じます!

 

【思い込み その4】みんな空手したことある説→人口は多いけど全員じゃない!

移住前の私「沖縄は空手発祥の地!みんな空手できるんだよね?」

実際は…空手人口は多い!だけど、全員できるわけじゃない!!

確かに空手は内地より身近な武道だし、いろいろなところに道場があります。習い事として空手を選ぶ子どもも多いのは事実!でも「沖縄県民=空手の達人」というイメージは完全に誤解です。

ただ、沖縄は空手発祥の地。歴史や文化を大切にして、空手に対するリスペクトをとても感じます。子どもの習い事として検討するときも、選択肢として自然に出てくるのが沖縄らしいところですね。2021年に行われた東京オリンピックで、金メダルを獲得した男子形の喜友名諒選手は沖縄出身です。

我が家も「空手習わせようか?」と話題になったことがあります。内地では考えもしなかった選択肢が、沖縄では当たり前に出てくるんです!

 

【思い込み その5】みんなお酒に強い説→内地と一緒!でも泡盛は美味しい

移住前の私「沖縄といえば泡盛!お酒強い人が多いんだろうな〜」

実際は…これは内地と一緒!

強い人もいるし、弱い人もいます。「沖縄県民=お酒に強い」というのも思い込みでした。確かめてみて!

ただ、一言言わせてください!沖縄の泡盛は美味しいです。

最初は「泡盛って強いお酒でしょ?」と敬遠していましたが、いろんな銘柄を試すうちに、その奥深さに気づきました。水割り、お湯割り、ロック、コーヒー割り…飲み方によって全然違う味わいが楽しめるんです。

地元の居酒屋で「これ美味しいよ〜」とおすすめされた泡盛を試すのも、沖縄暮らしの楽しみの一つになりました。お酒が好きなママは、ぜひいろんな泡盛を試してみてください!

思い込みを捨てたら見えてきた、本当の沖縄の魅力

県外から来たナイチャーママとして、最初は「沖縄ってこういうところ」という思い込みだらけで不安がいっぱいありました。でもそれが「実は違った!」と分かったとき、むしろ沖縄がもっと身近に感じられたんです。

観光ではない沖縄、住むところになって、少しずつなじんできたから見えてくる景色なのかなと思っています。

沖縄にくるのは不安だらけのナイチャーママもいるかも…。でも、エイサーが踊れなくても、英語が話せなくても、沖縄の人たちは温かく受け入れてくれます。サンシンが弾けなくても、空手ができなくても、一緒に文化を楽しむことができます。

「沖縄県民だから〇〇ができる」じゃなくて、「沖縄に住んでいるからこそ、こういう文化に触れる機会が多い」というのが正しい理解かもしれません。

移住してしばらく経った今、運動会でエイサーを見ては感動し、お祝い事でカチャーシーを踊り、居酒屋で泡盛を楽しむ。そんな日常がすぐそばにあります。

同じようにナイチャーとして沖縄で暮らしているママたち、最初の「あれ?思ってたのと違う」という戸惑いも、きっと素敵な思い出になりますよ!

 

まとめ

思い込みを捨てて、リアルな沖縄を知ることで、もっと沖縄が好きになりました。ナイチャーママだからこそ気づける沖縄の魅力、まだまだいっぱいありそうです!沖縄での子育てを楽しみたいですね☆