那覇市 | チームラボ沖縄で“未来”を感じる一日

那覇市 | チームラボ沖縄で“未来”を感じる一日

「うちの子、どんな未来を生きるんだろう?」
そんなことを考えながらも、今朝も朝からランドセルが行方不明。

バタバタな日常に追われる中で、ふと立ち止まれるような場所。
それが、那覇にやってきた『チームラボ 学ぶ!未来の遊園地』でした。

雨でも安心、全身で遊べる、親も童心にかえっちゃう。
そんな“ちょっと未来な”休日のおでかけレポート、お届けします!

描いた魚が泳ぎ出す!?大人も本気になるアート遊園地

まずは場所と準備をチェック

「Tギャラリア沖縄 by DFS」の3階にある常設展。 駅直結だし、駐車場も広くて停めやすいし、何より“屋内”ってだけでママの味方! 雨でも風でも、湿気でもギラギラ太陽でも気にせず行けるのがありがたい。

我が家は事前にネットでチケットを購入。 チケットは当日券もあるけれど、混雑時は売り切れることもあるらしいので、予定が決まっていれば予約が安心です。

入場前には必ずトイレを済ませておくのがおすすめ。 なぜなら…中にはトイレがない!途中退場して再入場はできるけど、テンションMAXの子どもたちを一旦止めるのは至難の業。

そしてもうひとつ大事なのがロッカーの活用! 最初は「ロッカー…そこまで荷物ないし?」と思ってたけど、 中に入ってすぐ「うわっ…これ荷物持ってなくて正解だったやつ」と納得。 暗くて足元もアップダウンがあるから、両手が空いてたほうが圧倒的に動きやすいです。

ちなみに靴もヒールやサンダルより、スニーカーなど動きやすいものが正解! 予想以上に体を使うので、ママも動きやすい服装がベストです。

 

11個のアートで五感フル稼働!

中に入ってまず感じたのは「わ、暗っ!」という子どもたちの声。 でも数秒後には「うわ〜キレイ!」とテンションMAX!

目の前に広がるのは、カラフルでちょっと未来っぽい、不思議な光の世界。 まず飛び込んだのは「つぶつぶの滝」。 名前だけ聞いたときは「つぶつぶって何?」と思ったけど、 実際に見ると、水のような粒がサラサラ〜っと流れて、ぶつかるとピョン!とはねて、 また集まって水みたいになるんです。

思わず「うちの子どもたちのおやつの食べこぼしも、こんな風に自動でまとまってくれたらな…」なんて思ったり(笑)。

そしてもう一つの人気スポットが「光のボールでオーケストラ」。 大きなボールに触れると、色が変わったり、音が鳴ったり、 しかも周囲のボールにも連動して変化が伝わっていくんです。

「さわったらピヨーンって鳴った!」「今のはママの音じゃない?」なんて会話をしながら、 家族みんなで空間ごと奏でていくような感覚に包まれて。気がつけば、子どもも大人も夢中で転がし続けて、 「ちょっと静かに座るはずが、まさかのノンストップ参加」でした(笑)

子どもたちはもちろん、大人もあっという間に“作品の一部”に溶け込んでいく。 そんな空間に、私も久しぶりに「遊ぶってこういうことだったなぁ」としみじみ感じた時間でした。

 

 

魚、動物、フルーツ…描いたら全部動き出す!?

「世界とつながったお絵かき水族館」では、子どもたちが紙に自由に描いた魚たちが、 そのまま大きなスクリーンに登場!泳ぎ出したとたん、わが子たちは「いたー!」と大騒ぎ。

しかもこの魚たち、触ると逃げたり、エサ袋をタッチすると集まってきたりと動きもリアル。 魚の種類も多くて、カラフルにぬったクラゲ(私作)や、元気色の亀(長男作)、芸術すぎる魚(次女作)など、 親としては「それ…なに?」と聞きたくなるような力作が水槽で元気に泳ぎまくってました。

さらにびっくりなのが、“マグロ”は世界中の他のチームラボ水族館を旅するという設定。 「もしかして今、うちのマグロがニューヨーク泳いでるかも!?」と、息子は自分の描いた魚に誇らしげでした。

そして「鼓動する谷」では、描いた動物たちが生態系の一員として登場。 生き物たちは他の生き物を食べたり、花が咲いて蝶が増えたり、 “自分が生み出した命”がこの世界の一部としてちゃんと動いていて、 「ただの塗り絵」だったはずの体験が、いつの間にか命のしくみに触れるリアルな学びに。

ママ目線では「お絵かき→スキャン→動く→触る→感動」の流れがとにかくテンポよくて、 子どもが飽きないし、付き添いの大人もじんわり感動してしまいます。

あと、描いた絵は缶バッジやトートバッグにもできるので、 旅の記念にぴったり!今回は、長男のヤモリと次女の蝶々をひとつの缶バッジにしてもらいました♪

 

 

体を使って、すべって育てる!?

2歳の次女が、目をキラキラさせながら夢中になっていたのが「すべって育てる!フルーツ畑」。 最初は「すべり台か〜」なんて軽い気持ちで見ていたら…とんでもない!

このすべり台、ただ滑るだけじゃなくて、自分が“太陽の光”になるんです。

勢いよく滑り降りてボールにぶつかると、水やミツバチのボールにエネルギーが伝わって、

種が芽を出し、花が咲き、やがて実がなる…。

「遊びながら学ぶって、こういうことだなぁ」と実感しました。

そして、最後にもうひとつ。 次女が最後まで名残惜しそうにしていたのが「こびとが住まう奏でる壁」。 壁にペタペタ貼りつけられる、キノコや羊小屋、氷の棒みたいなスタンプたち。 くっつけたスタンプの種類によって、壁の中の“こびと”たちが動き方を変えていくのが面白くて、 すべる、ジャンプする、よじ登る…もう、まるで小さな世界を自分で創っている感覚!

スタンプを外してもしばらく残っているのもリアルで、 「誰かのこびとがまだいる!」と子どもたち同士の交流が生まれていたのも印象的でした。

そして私が個人的にハマったのが「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」。 壁に映し出された象形文字に触れると、その世界がぱっと広がって物語が始まるんです。 木に鳥が止まったり、羊が犬に気づいて逃げていったり、 まるで参加者全員で“即興の絵本”を描いているような体験。

触れるたびに世界が変わっていくこの感覚、親の私もかなり夢中になりました。

 

 

「正解がない」って、楽しい♪

今回、家族でチームラボを体験して思ったのは、 「正解がなくてOKな世界って、こんなに楽しいんだ」ってこと。

子どもが描いた変な魚も、ママのカラフルすぎるクラゲも、全部大丈夫。 みんなが思い思いに創ったものが、世界でひとつの景色になる。

そんな近未来的でアートな空間でたっぷり遊んだあと、 帰りのエレベーターでも「明日また行きたい!」とリクエストされるほど大満足な1日でした。

未来のことはよく分からないけど、 「今日はちゃんと、いい一日だったな」って思えたことが、何よりの収穫でした!

WRITTEN BY
NANA

NANA

WEBメディアママモネ代表

大阪出身。ないちゃー嫁歴14年目。 中学生・小学生・保育園児の年の差子育て真っ只中。 県外出身&ひとりっ子&片親の環境で初めての妊娠・出産・子育てで 産後うつを経験。ママたちこそ「ゆいまーる」な繋がりが必要だと感じ 「ひとりでがんばらない!」を合言葉に2019年よりママコミュニティ活動をスタート! 2020年にはママたちのスキルと企業の課題をマッチングする事業を展開中。