“英語を教えない”英語サークル「Little Lingo Circle Okinawa」が届ける、本物の体験とは?

“英語を教えない”英語サークル「Little Lingo Circle Okinawa」が届ける、本物の体験とは?

英語教育って、どうやって取り入れるのが正解なんだろう?
そんな風に思っていた矢先、ある座談会で耳にしたのが「リトリンゴ」という言葉でした。

ママたちが作る、地域の子どもたちのための英語サークル。その実態を知れば知るほど、ただの“英語イベント”ではないことが見えてきました。

この記事では、私が実際に運営メンバーの方々にお会いして感じた「リトリンゴ」の魅力を、ママ目線でリアルにお届けします。

英語を教えない。でも、英語があふれてる。 沖縄発・体験型英語サークル「リトリンゴ」

ママが立ち上げた“体験型英語サークル”

リトリンゴさんは、「英語を教える場」ではなく「英語を使って体験する場」。 英語を“学ぶ”のではなく、“英語で学ぶ”というスタイルがユニークな、沖縄発の親子向け英語サークルです。

週末のイベントを中心に活動していて、運営はすべて育児中のママたち。参加は1回ずつ予約ができ、基本的には年齢制限もなし。

ただし、お預かり形式ではなく「親子参加型」なのも特徴。これは、イベントを通じて“子どもの興味を親が発見し、家庭でも広げてほしい”という運営メンバーの想いがあるからです。

実際、3分で300名の応募が集まるほど人気のイベントもあり、参加希望者が殺到する様子からも、その注目度の高さがうかがえます。

 

 

英語はツール。本物の体験で育む非認知能力

リトリンゴの最大の魅力は、“英語のシャワーを浴びながら、本物の体験ができる”ということ。

たとえば過去のイベントでは、
・人参収穫体験(150名参加/3分で300名応募)
・お花屋さんでのフラワーアレンジメント(84名参加)
・海亀保全活動(37名参加)
・ちんすこう作り(209名参加)
・米軍基地での消防体験(50名参加/250名応募)
・田んぼで泥んこ遊び(150名参加) など、
子どもたちの五感をフル活用できる“本物の現場”ばかり。

講師も専門知識に精通した方ばかりで、使用する言語はすべて英語。 それでも子どもたちは、遊びながら自然と耳に入り、目にし、時には真似しながら英語に触れていきます。

こうした環境の中で育まれるのは、「語学力」だけでなく、「想像力」「自信」「挑戦心」といった非認知能力。 文部科学省の調査でも、こうした体験活動が子どもたちの将来に良い影響を与えると示されているのだそうです。

 

 

運営メンバーは等身大の“働くママ”

リトリンゴの運営メンバーは、みんな育児も仕事も頑張るママたち。

・山内 彩美さん(3児の母/ホテル経営・元ミス沖縄)左
・上間 千恵さん(2児の母/社労士事務所勤務・華道師範)中
・大城 南さん(2児の母/美容室経営・剣道1級)右

それぞれフルタイムで働きながら、週末は完全ボランティアで企画から当日の運営まで担当。
「やりたいと思ったからやる」と語るその笑顔に、ママとしての誇りとパワーを感じました。

2025年度には、金秀青少年育成財団の助成金も交付され、より多くの子どもたちに低価格での体験機会を提供していく予定とのこと。

将来的には、「沖縄の子どもたちが、当たり前に英語を話し、“人間力”を育てていく社会へ」との大きなビジョンも掲げています。

 

 

親子で育つ英語”への共感

私自身、中3から高1にかけてニュージーランドで語学留学を経験しました。 英会話は大好きだけど、文法やペーパーテストはちょっと苦手。 でも、異国の友達と話し、伝わった時のあの嬉しさが、英語を「学ぶもの」から「使うもの=コミュニケーションツール」だと気づかせてくれたんです。

そんな想いがあったからこそ、長女は2歳〜小学校入学まで、長男は3歳〜6歳までプリスクールに通わせました。 理由は「英語力をつけさせたい」よりも、「世界にはいろんな人がいて、違っていていい」という感覚を肌で感じてほしかったから──。

だからこそ、リトリンゴが大切にしている“英語を教えない”“親子で参加”というスタンスには心から共感したんです。

 

 

“未来を変える”を、ママたちから

「英語教育」と聞くと、つい教材やスクールに目が向きがち。でも、本当に大切なのは、子どもが「やってみたい」と思える環境をどう用意するか──。

リトリンゴの活動から、そんな“親子で育つ学びのヒント”をたくさんもらえた気がします。

英語という言葉の壁を、遊びと体験で越えていく。 それはきっと、子どもたちの世界を広げるだけでなく、親の私たち自身の視野も大きく広げてくれる。

リトリンゴが届けているのは、英語のスキルだけじゃなく、「未来への希望」そのものなのかもしれません。これからのイベントも、ますます楽しみです♪

INFORMATION

店名:

Little Lingo Circle (リトルリンゴサークル)

一人当たりの予算:

※イベント毎に参加費用は異なります。 開催時期や参加方法は上記インスタグラムからご確認ください。

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
NANA

NANA

WEBメディアママモネ代表

大阪出身。ないちゃー嫁歴14年目。 中学生・小学生・保育園児の年の差子育て真っ只中。 県外出身&ひとりっ子&片親の環境で初めての妊娠・出産・子育てで 産後うつを経験。ママたちこそ「ゆいまーる」な繋がりが必要だと感じ 「ひとりでがんばらない!」を合言葉に2019年よりママコミュニティ活動をスタート! 2020年にはママたちのスキルと企業の課題をマッチングする事業を展開中。