沖縄市|ジョブカフェと初コラボ!「わたしの働き方辞典」トークイベント開催
“自分のキャパをもっと広げたい。だけど、今の私じゃ追いつけないかもしれない。”
そんな気持ち、ママになってから何度も味わってきました。
今回ジョブカフェさんと一緒に開催した「ママの働き方辞典」は、まさにその“揺れる心”にそっと寄り添える時間。登壇したママモネライター3名(私含む)が、自分の弱さも不器用さも抱えながら、それでも“自分らしい働き方”を探して歩いてきた道のりを語りました。
目次
「選ばれる」より「選ぶ自分」へ。自分の描く未来を考えてみた。
「わたし、ひとりじゃ何にもできないんです」
私が日頃からよく口にする言葉があります。
「わたし、ひとりじゃ何にもできないんです」
胸を張って言える言葉じゃないかもしれない。でも私は、こう宣言するのが嫌いじゃありません。
ひとりじゃできないことは悪いことじゃないし、素直に「助けて」って伝えることで、周りには私の「苦手」を「得意」とする方たちに囲まれるありがたい環境が生まれました。

理想はある。でも追いつけない。
“ママになってからの生き方”って、そんなジレンマばっかり。
やりたいことは山ほどあるのに、気力も体力も全然足りない。夜中に泣きながら締切を仕上げた日もあるし、子どもを前に「もう無理や…」と叫びたくなる日もありました。
でも”いい諦め”ができたことで、少しラクになったんです。今の自分のキャパを知ること。そこから、やるべきベストが見えてくる。理想と現実のギャップがあるなら、また少しずつ器を伸ばせばいい。

会場に来てくださったママたちの表情を見ながら、「ああ、伝わってる」と感じた瞬間。それが何よりも嬉しかった。完璧じゃなくていい。そのままの自分でいい。そのメッセージが、少しでも誰かの心に届いていたらいいなと思います。
登壇ママ①:静岡出身・3児のママ「なおみさん」

双子育児の”想像以上の嵐”の中で、心も身体も限界になったというなおみさん。育児に追われる毎日の中で、「働く自分」を諦めたくない気持ちだけは消えなかった。
でも現実は厳しくて、どこから手をつけていいかわからない。
そんな時に出会ったのが、ジョブカフェでした。
ジョブカフェで学びながら視野を広げ、少しずつ自分にできることを模索していったなおみさん。
そして辿り着いたのが、事務代行という働き方。今では”一人社長のサポート役”として、フリーランスで仕事を受け、時間も働き方も”自分で選ぶ生活”を作り上げています。
「私は器用じゃないけど、誰かの力になることならできる。それが、私にとっての働く意味かもしれないと思えました」

静かだけど芯のあるその言葉に、会場中のママたちが深くうなずいていました。派手なサクセスストーリーじゃない。でもだからこそ、リアルで、心に響く。なおみさんの歩みは、「私もできるかも」と思わせてくれる、等身大の希望でした。
双子を育てながらの起業は、決して簡単な道ではなかったはず。それでも諦めずに一歩ずつ進んできた姿に、多くのママの勇気になったんじゃないかと思いました。
登壇ママ②:元小学校教員・2児のママ「あやこさん」

中部エリア出身、前職が教員だったあやこさん。その後、適応障害をきっかけに休職することになりました。立ち止まらざるを得なかったあの時間を振り返りながら――
「私の人生、これで良かったんだろうか?」 何度も自分を責めたそうです。
教員という安定した仕事を手放すこと。それは、自分のアイデンティティを失うような感覚だったと言います。でもその”どん底”の時間があったからこそ、見えてきたものがありました。
そこから”ご機嫌メンタル講師”として起業し、今は大人にも子どもにも『自分で自分の笑顔を作る力』を伝えています。自分が苦しんだ経験があるからこそ、同じように悩む人の気持ちがわかる。それが、今の仕事の原動力になっているそうです。

あやこさんの言葉は、傷ついた心にそっと寄り添うような優しさがあって、「私も大丈夫かもしれない」と思わせてくれる力がありました。
失敗や挫折は、決して無駄じゃない。むしろそれが、次のステージへの階段になる。あやこさんの生き方が、それを証明していました。
3人に共通していたこと。それは“完璧を目指していない”こと

今回登壇した私を含めた3人の共通点は、器用でもない、スーパーウーマンでもない。だけど、どこか”前だけは向いている”んです。
完璧じゃない自分を責めるのではなく、「今の私」をちゃんと認めてあげること。できないことがあってもいい。苦手なことがあってもいい。大事なのは、それを素直に認めて、助けを求められるかどうか。「愛されポンコツ」はもしかして実は最強なのかも!? って、私は本気で思ってます。

会場では、うなずきながらメモを取るママ、涙を拭うママ、隣の人と顔を見合わせて微笑むママ――いろんな表情がありました。でもみんな共通していたのは、「わかる」っていう共感の空気。ああ、私だけじゃなかったんだ。そう思えることが、どれだけ救いになるか。
ママって、孤独になりがちなんですよね。だからこそ、こうやって同じ想いを持つ人たちと出会える場所が、本当に大切だなと改めて感じました。
ジョブカフェという場所の価値
今回の会場となったジョブカフェさんは、”働きたいと思った瞬間”に寄り添ってくれる場所です。
・学生
・休職中の方
・子育てと仕事の両立に悩んでいる方
・将来のキャリアについて考えている方
そんな人たちに寄り添ってくれる、キャリアコンサルタントが常駐しています。

実は私、ママモネで過去にジョブカフェさんを取材させていただいたことがあるんです。その時に感じたのは、「立ち寄った時に少し前向きになれる場所」だということ。それが、ジョブカフェの本質なんだと思いました。
押し付けがましくない。でも、ちゃんと話を聞いてくれる。自分でも気づいていなかった可能性を、一緒に探してくれる。そんな温かさがある場所です。

今回のイベントでも、ジョブカフェのスタッフさんたちが本当に丁寧にサポートしてくださって。会場準備から当日の進行まで、細やかな気配りが随所に感じられました。こういう”人の温度”があるからこそ、安心して一歩を踏み出せるんだなと実感しました。
沖縄市にあるので、中部エリアのママたちにとっては特にアクセスしやすい場所。
「ちょっと話を聞いてみようかな」くらいの軽い気持ちで訪れてみるのもアリだと思います。
あの頃の私と、今日の私へ
あの日登壇していた私たち3人は、「今でも不安だし、上手くできない日もある」って正直に話していました。
でも、それでも胸を張って言える。
“今の自分のままで、人生は前に進める”
壁にぶつかった時こそ、笑いながらぶち抜けばいい。泣いた夜にも、ちゃんと朝は来る。ママたちはもう、何度も乗り越えてきてるし、それは立派な「生きる力」です。
イベント後、参加してくださったママから「勇気もらいました」「私も動いてみようと思います」というメッセージをたくさんいただきました。

それが何より嬉しくて。私たちの経験が、誰かの背中を押すきっかけになったなら、こんなに幸せなことはありません。
ママの働き方に、正解なんてない。100人いれば100通りの答えがある。大事なのは、自分で選ぶこと。そして、選んだ道を信じて歩くこと。完璧じゃなくていい。不器用でもいい。
大事なのは、今の自分を認めてあげることだと思っています。
今回のトークイベントで改めて感じたのは、「ママはもう十分がんばってる」ということ。
これ以上無理する必要なんてない。自分のペースで、自分らしい働き方を見つけていけばいい。
もし今、「私にも何かできるかな」と思っているママがいたら、まずはジョブカフェに足を運んでみてください。話すだけでも、きっと何か見えてくるはずです。
あなたの「働き方辞典」、一緒に作っていきましょう!

INFORMATION
店名:
ジョブカフェ
住所:
〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1丁目3-5
電話番号:
098-938-6511
営業時間:
9時〜17時
定休日:
土・日曜日
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。







