私が私を好きになるジーユースタイル supported by ジーユー|2023年 ミスオリエンタルグランプリ 大嶋香織

私が私を好きになるジーユースタイル supported by ジーユー|2023年 ミスオリエンタルグランプリ 大嶋香織

私が私を好きになるジーユースタイル supported by ジーユー

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ママモネ編集部
ママモネ編集部
  1. 私が私を好きになるジーユースタイル supported by ジーユー|2023年 ミスオリエンタルグランプリ 大嶋香織
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沖縄で輝く女性・ママをゲストに迎え、「私が私を好きになるジーユースタイル」をテーマに、ファッションを通じて“自分らしさ”を楽しむヒントをお届けする本企画。

第3回目のカバーモデルは、ミスオリエンタルグランプリに輝いた大嶋香織さん。
娘の月羽崎(つばき)ちゃんは、「18トリソミー」という染色体の病気を持って生まれてきました。子育て、最愛の娘さんとのお別れ、ミスコンテストへの挑戦など、ライフステージごとの選択や挑戦を経て、香織さんのファッションも変化してきました。

今回は、ジーユーの秋の最新スタイルをまとった香織さんとともに、彼女のこれまでの歩み、そして“私らしさを楽しむヒント”をお届けします。

私が私を好きになるジーユースタイル vol.3 大嶋香織|supported by ジーユー

大嶋香織さん

今回のカバーモデル

大嶋香織さん

1986年生まれ
23‘missoriental日本大会Mrs部門GP
24'青年版国民栄誉TOYPJAPAN:会頭特別賞
理学療法士

「ケアする側のケアがしたい」
障がいをもつ娘の育児経験から、同じ境遇の家族をサポートしたいという想いで、放課後等ディサービスに勤務。発達に特性がある児童や不登校に悩む児童の自立支援をしています。また、様々な場所で自らの経験を中心とした講演活動を行い、自分らしく誰もが暮らしやすい環境を実現したいと思っています。

1986年生まれ
23‘missoriental日本大会Mrs部門GP
24'青年版国民栄誉TOYPJAPAN:会頭特別賞
理学療法士

「ケアする側のケアがしたい」
障がいをもつ娘の育児経験から、同じ境遇の家族をサポートしたいという想いで、放課後等ディサービスに勤務。発達に特性がある児童や不登校に悩む児童の自立支援をしています。また、様々な場所で自らの経験を中心とした講演活動を行い、自分らしく誰もが暮らしやすい環境を実現したいと思っています。

私らしさを引き出す、秋のジーユースタイル

子どもを産む女性にとって、

「我が子は健康で生まれてきてくれるだろうか」
「もし病気や障害を抱えていたら、自分に育てられるのだろうか」

——そんな不安や葛藤は、誰しも一度は胸に抱くものです。

香織さんの娘・月羽崎(つばき)ちゃんは「18トリソミー」という染色体の病気を持って生まれてきました。21トリソミー(ダウン症候群)に次いで多い染色体異常のひとつで、妊娠中に自然流産や死産につながることも多く、出生しても重い合併症を抱えることが少なくありません。生後1年を迎えられる子はおよそ10%程度とされ、生存率の低い病気です。

そんな中、月羽崎ちゃんは家族や周りの方に見守られながら6年間を力強く生き抜き、その存在は香織さんに「生きているだけで素晴らしい」ということを教えてくれました。今を大切に生きる彼女のファッションスタイルと、これまでの歩みをご紹介します。

【スタイリング担当&ママライター/ ayako より】
香織さんは、目鼻立ちがはっきりしてる大人顔さん【顔タイプ診断®︎でいうとエレガントさん】なので、 テイストはキレイめで、着こなしのどこかにインパクトを入れると、お顔とマッチして魅力的になります。

今回は、ビスチェやスカーフの素材感、ナロースカートのタイトめシルエットでキレイめ感を出し、赤いバックや大柄ドットのスカーフ、黒縁メガネでインパクトを出しました。

スカーフは、首に巻くだけでなく、ビスチェ風にしたり、腰に巻いたり頭に巻いたり、時にはカバンの取っ手に結ぶなど、1枚で色んな表情を見せてくれる、便利な小物です。

「ビスチェに興味はあるけど、子供っぽくなる感じがして挑戦したことがなかった」という香織さんでしたが、ハリ館のある素材や肩紐の取り外しができるジーユーのビスチェを身につけると、大人っぽい印象は保ちつつ、グッとコーデが引き締まりました。

甘すぎるコーデが苦手な方に、ジーユーのビスチェは、程よい女性らしさが出てオススメです♡

〈着用アイテム〉

・ソフトシアークルーネックT(長袖)(67BLUE) Mサイズ990円(税込)
・フロントボタンビスチェ(09 BLACK)/ Lサイズ 1,990円(税込)

・ナローロングスカート (31 BEIGE)/Mサイズ 2,990円(税込)

・リブニットソックスブーツ(09 BLACK)/Lサイズ 3,990円(税込)
・ワイドカチューシャ(09 BLACK)/ 590円(税込)

・ストーン&メタルリング(52 GREEN)/ 590円(税込)
・ラリエットチェーンサークルネックレス(85 SILVER)/ 590円(税込)

・UVカットボスリントンサングラス (09 BLACK)/1,290円(税込)
・ドットスカーフ (09 BLACK)/990円(税込)
・チェーンブレスレット(85 SILVER)990円(税込)

・ワイドボストンバッグ (16 RED)/2,990円(税込)

 

ファッションとともに変わった日常

出産前の香織さんは、好きな服を着て、10センチ以上のヒールや大ぶりなイヤリングを身につけて出かけるほど、全力でファッションを楽しんでいました。

しかし、娘さんが生まれ、中部病院や療育センターに通う日々が始まると、その装いは大きく変化します。




「自分だけ煌びやかな格好をしているのは、障がいを持つ娘に対して違和感がありました。何かあったときにすぐ動けるように、動きやすい服やサンダルを選び、時計やアクセサリーもケアの邪魔になるので外していきました。」

本当は明るい服を着たい気持ちがあっても、「母としてこのままでいいのか」と葛藤し、次第に好きな服を諦めるようになっていきました。

 

 娘との時間が教えてくれたこと

毎年年初めに、夫婦で「行きたいところ」や「やりたいこと」の目標を立てていたという香織さん。その目標は、出産後は「娘が健康で過ごせること」へと変わりました。娘さんが少しでも長く幸せに過ごせるように生きていく毎日でした。

そんな中、娘さんは香織さんやみんなに囲まれ、6年で空へ帰っていきます。

「亡くなって3ヶ月後、障がい児を支える人をケアするホテルで働き始めました。その後は女の子の自立支援に特化した児童デイで、身だしなみや自信の大切さを子どもたちに伝えるようになりました。」

ただ、そこで痛感したことがあります。

「“挑戦すること”や”生きているだけで素晴らしい”と伝えたくても、子どもたちは“どうしてやらないといけないの?””いやだ〜”と否定的な声を上げることが多いんです。だからこそ、言葉だけではなく“背中で見せる”ことが必要だと思ったんです。」

 

 ミスコン挑戦と自分らしさの再発見

そんな時、夫から「ミスコンに挑戦してみたら?」と背中を押されました。

「やる未来とやらない未来を考えたとき、やる未来の方がワクワクしたんです。そして児童デイの子どもたちに“挑戦する背中”を見せたいと思いました。」

自己PRでは、特技が思い付かなかったという香織さんは、娘さんのことについて話すことに。

「私は娘に全力だったということ、そして娘のことや病気のことなら語れると思ったんです。伝えることで知ってもらえるきっかけになると信じて、3分の自己PRを何度も何度も書き直して考えました。」

その真摯な思いが審査員や観客の心を動かし、結果はミスオリエンタルでグランプリを獲得。

「自信が出てきました。“ママとしての自分”でいなければいけない、という縛りから解放され、“ありのままの自分でいいんだ”と思えるようになったんです。今までの派手な服や煌びやかなものが好きだという気持ちを、もう隠さなくていいんだって。」

支えてくれる人たちのおかげで、感謝の気持ちも強く感じられるようになったそうです。

 

 ファッションはエネルギー

ファッションは単なる服ではなく、自分や周りにエネルギーを与えるものだと、香織さんは語ります。

「服からエネルギーをもらっているし、その服を見る人たちにもそのエネルギーを伝えたい。いつも明るい服を着ているので、“歩くパワースポット”と言われることもあります。笑顔も服から生まれると思っています。着ることで内側から元気になれるんです。」

服を選ぶときには、「この服を着たときに、自分がどんな感情になるか」を大切に。


「最近ワンピースを選んでいるのは、妊娠を叶えるために“なりたい自分”を先取りする意味もあります。服が未来を引き寄せてくれるんです。」

 

 広がる活動とこれから

ミスコンをきっかけに、沖縄青年会議所から推薦を受け、「JCI JAPAN TOYP 2024(青年版国民栄誉賞)」(社会に持続的なインパクトを与えることのできる可能性を秘めた傑出した若者を選出する大会)にも挑戦。

530名の中から回頭特別賞に選ばれる経験もしました。

「今は社会貢献をしているときが一番の生きがい。誰かが一歩踏み出すきっかけをつくりたい。ミスコンはゴールではなく通過点。これからも活動を通じて“誰でも自分らしく生きていける社会”をつくりたいと思っています。」

 

 メッセージ

かつては好きな服を諦めていた香織さん。

けれど今は、「私が私を好きになる」ために、ファッションを通して自分を整え、エネルギーを広げています。

「子育てや療育で自分を後回しにしているママたちへ。好きな服を着ていいんです。その姿が、きっと誰かの力や希望になりますから。」

これからの香織さんの活躍や、ファッションからも目が離せませんね。

香織さんのインスタグラムはこちら

〈credit〉
styling:Ayako Inamine
interview &writer:Akari Sakugawa 
photo:Maiko Kamida 
location:Ichibanngai, Koza