CHOICE  |  女性を元気にする会代表 ゴージャス理枝さんインタビュー

CHOICE | 女性を元気にする会代表 ゴージャス理枝さんインタビュー

「私らしく」活躍しているママたちに会ってみたい!
彼女たちが今に至るまで、どんな選択や決断をしてきたのか。

「CHOICE」は、沖縄で活躍する女性に焦点を当て、ママとして、
そして一人の女性として毎日を全力で楽しむための
「秘訣」を紹介するインタビューシリーズです。

仕事や家庭、育児など、日々の生活の中で奮闘する女性たちにとって、
少しでも前向きに過ごすためのプラスαのヒントをお届けすることを目的としています。

同じ境遇で頑張る皆さんが共感でき、
すぐに実践できるようなアイデアやアドバイスを引き出し、
ポジティブなエネルギーを広めたいと考えています。

第3回目は、エステサロン経営の傍ら「一般社団法人 女性を元気にする会」を立ち上げ、社会課題に挑むゴージャス理枝さんに焦点を当てます。

【CHOICE】 | ゴージャス理枝さんインタビュー


一般社団法人 女性を元気にする会 代表理事 ゴージャス理枝さん

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一般社団法人 女性を元気にする会 代表理事 ゴージャス理枝さん

大阪府生まれ、那覇市育ち。コンピューター会社で11年勤務し32歳で取締役に就任後、2008年に「Beauty Salon Gorgeous」を開業。美容・健康分野で活動する一方、2015年に「女性を元気にする会」を設立し、母子生活支援施設での美容提供や宅食支援を展開。

2021年「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」、2024年「タイムス地域貢献賞」を受賞。
現在は女性支援施設「ソラーナ」の運営を通じ、女性や家庭の自立と生活支援に尽力している。

大阪府生まれ、那覇市育ち。コンピューター会社で11年勤務し32歳で取締役に就任後、2008年に「Beauty Salon Gorgeous」を開業。美容・健康分野で活動する一方、2015年に「女性を元気にする会」を設立し、母子生活支援施設での美容提供や宅食支援を展開。

2021年「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」、2024年「タイムス地域貢献賞」を受賞。
現在は女性支援施設「ソラーナ」の運営を通じ、女性や家庭の自立と生活支援に尽力している。

出会いと原点

【サロン時代のお写真】

——理枝さんが「女性を元気にする会」を立ち上げるきっかけは何だったんでしょうか?

2008年にサロンを始めてから、たくさんのお客様と出会いました。その中で「自分がどん底を経験したからこそ、その経験を活かして女性を支えたい」という想いが強くなったんです。その想いが原点になって、2015年に団体を立ち上げました。

(引用元:RBC NEWS Link)


——ご自身の経験が、今の活動につながっているんですね。

そうなんです。私は「どんな境遇にあっても一歩踏み出せば人は変われる」と信じています。その言葉を、まずは自分自身の人生で証明してきたつもりです。だからこそ、女性たちにもその勇気を届けたいと思っています。

——実際に理枝さんと出会って人生が変わった女性たちも多いのでは?

はい。本当にたくさんの女性が、ちょっとしたきっかけから前を向き始めている姿を見てきました。出会いが人を変え、未来を変える。それを実感するたびに、私もさらに力をもらっています。

 

沖縄の現状と「負の連鎖」

——沖縄の社会課題とも深く向き合っていらっしゃいますよね。

はい。沖縄には今も「貧困問題」や「負の連鎖」が残っています。私のもとには10歳から70代まで、本当に幅広い年代の女性からSOSが届きます。シングルマザーに限らず、孤立してしまった女性たちが自分らしく生きていけるように支えたいんです。

——活動はどんな形で行っているのですか?

宅食支援では実際に訪問し、直接お話を伺っています。ただ物を渡すだけじゃなく、心に寄り添い、行政や必要な機関へつなぐことも大事な役割だと思っています。小さな行動が、その人の人生を変えるきっかけになると信じているんです。

 

「できる人ができることを」ではじめるボランティア

——活動内容はとても幅広いですね。具体的に教えていただけますか?

例えば「宅食支援」では、困窮する家庭や母子家庭に食料を届けています。コロナ以前から続けていましたが、コロナ禍では特に相談件数が急増しました。お母さんから食料の相談を受けても、実際に伺うと子どもがヤングケアラーだったり、ネグレクトが疑われたりするケースもあります。食料を渡すだけでなく、家庭の状況を見守る大切な機会になっているんです。

——本当に命綱のような活動ですね。

そうですね。だからこそ「できる人ができることを」という考え方を広めたくて。2021年からは「1個からできるボランティア」という仕組みも始めました。スーパーで余分に買ったお米や缶詰、日用品を持ち寄るだけで社会貢献ができるんです。誰もが参加できるから、支援の輪が自然と広がっていきました。


——就労支援や居住支援にも取り組まれていると伺いました。

はい。ママたちが一歩踏み出せるように、仕事探しのサポートやスキルアップの機会を提供しています。2024年に開設した「女性支援施設ソラーナ」では、安心して暮らせる住居を用意し、生活や就労のサポートをしています。常に満室状態で、それだけニーズが高いことを実感しています。

——さらに「トータルビューティーフェア」というイベントも主催されていらっしゃると伺いました。


そうなんです。年に2回開催していて、美容や健康、癒しを体験できるブースが並びます。親子で楽しめるワークショップや、チャリティーを兼ねたフードドライブも同時に行っています。女性だけでなく男性や子どもたちも参加でき、家族みんなで集まれるイベントです。

「楽しさ」と「支援」を両立させることで、気軽に参加しながら自然と社会貢献につながる――そんな場を育てていきたいと考えています。

 

批判を越えて走り続ける力

——大きな活動を続けていく中で、壁にぶつかることもあるのでは?

もちろん批判を受けることもあります。でも、そこにエネルギーは使いたくないですね。やりたいことが明確だから、ただ走るだけです。SNSや講演を通じて、もっと多くの人に「沖縄の現状」を知ってもらうことを意識しています。

——特に若い世代への発信も意識されていますか?

はい。高校生への講演では「自分の未来は自分で選べるんだよ」と伝えています。子どもたちの目がキラッと輝く瞬間を見ると、この活動の意味を強く感じます。未来を担う世代にバトンを渡すためにも、私は走り続けたいと思っています。

 

ママたちへのメッセージ

——最後に、沖縄のママたちへメッセージをお願いします。

「あなたは一人じゃない」って伝えたいです。SOSを出していいし、頼れる場所は必ずあります。私も、同じ女性として、同じ母として、あなたの力を信じて寄り添いたい。

今、悩んでいるママがいたら、ぜひ「女性を元気にする会」を頼ってほしいです。その一歩が、新しい未来につながるはずです。私たちの活動は、困難を希望に変えるためにあります。

女性の持つ力を信じ、引き出すゴージャス理枝さんの活動は、まさしく「自分らしさ」を大切にし、前向きに過ごすためのヒントを与えてくれるでしょう。

もし今、あなたが困難に直面していたり、誰かの助けを求めているなら、ぜひ「女性を元気にする会」の活動に目を向けてみてください。何かあれば、まずは公式LINEへとゴージャス理枝さんは呼びかけています。あなたのその一歩が、新しい未来への扉を開くきっかけになるかもしれません。

女性を元気にする会の公式LINEはこちら